逃したお客様

わんさか女将

2007年10月30日 01:26

2000年に開店した「わんさか」ですが、

開店までと、そして開店してからと、いろいろあったものの(笑)

まぁまぁそれなりに、常連さんも付きだして、

なんとか軌道に乗って営業できるようになりました。

そんなある日、もう何度も来て下さっている常連のお客様が、ご来店されました。

その日は、結構、忙しい日で、その方とも、あんまりゆっくりお話できない状態でした。

ですが、カウンター越しに少しは会話できました。

その日、そのお客様から

「○○に旅行に行ってきて、お酒を買ってきたんだけど、いらない?」

と関東弁で言われました。

皆さん、このように聞かれたら何と答えますか?当時の私は

「えっ!そんな!い〜ですよ!(いらないですよ)

いつも、いろいろいただいてるので、申し訳ないですし〜!」

と遠慮しました。



実際、その方からは、本当にいろいろ、いただいてて、

ちょっと前にも、マスターが

「かっこいー 腕時計ですね!」

って言ったら、その場で時計を外して

「もう、いらないから、あげるよ!」と本当に下さった方だったので

私達は、何もお返しする事ができてない状態だったので、

そのお酒の件も

「い〜ですよ〜(いりません)!」と言ってしまいました。



その後も2〜3回

「あげる!」

「いえ…そんな…」

「い〜から、あげるよ!」

「やっ。でも…。」と やり取りがあり、

忙しい日だったので、話はそのまま終わりました。



もう何年も前の事なので、お互いの発言内容の細部までは覚えていませんが、

だいたい、こんな感じでした。


で…。

そのお客様は、ふと気づけば、その日以来、ご来店いただけませんでした。

だいぶ日にちが経ってから、気付きました。



今、思えば、たぶん、お酒をカバンに入れて、お持ちいただいてたのかもしれません。

または、その日は持参されていなくても「わんさか」の為に購入いただいてたのかもしれません。



当時は「『わんさかの為に買ってきたから、あげるね!』って言って下されば、

いただいたのに〜!」と思いましたが、

そんな事、お客様に求めても仕方ありませんよね?



お客様も個性豊かで、いろんな方がいらっしゃいます。


だから、お客様の性格を読んで(常連さんになれば、なる程)

こちらが、一歩上手で心構えし、なおかつ、可愛がっていただけるように演じなくてはいけません。



今になれば、当然分かります。


だから、その時の教訓を胸に、今は、

お客様が「どうぞ!」と おっしゃっていただいた品や、お土産は、喜んで、いただきます♪♪♪♪♪

「どうぞ(o^_^o)」と、声をかけて下さった時点で言い方はどうであれ、

そのつもりで おっしゃって下さってるんですもんね♪



でも有り難い事に「わんさか」って、

本当に沢山、お土産をいただくんです♪

コチラのブログでアップさせていただいておりますので、

ご興味のある方は、ぜひ、ご覧下さいませ♪

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